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音の素

毎日の暮らしや人生のさまざまなイベントに歓びや潤いを与えてくれる音楽——。音楽がエスプレシーボの“主成分”です。「音楽を生涯楽しもう!」がコンセプトの音楽教室の紹介や、音にまつわる話題をどうぞ。

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楽器を弾いてみたかったあなた。今からでも遅くありません! エスプレシーボの音楽教室は「大人のための練習方法」が好評です。ピアノだけでなく、チェロ、ギター、フルートなど多種多様。私たちと一緒に始めてみませんか。
【教室】
横浜市青葉区市ヶ尾町
1175-11-108 教室の概要

歴史的価値のあるお宝に心ワクワク!

蔵に眠っていたヤマハ製のオルガン

音楽教室の紹介も一段落しましたので、今回はちょっと珍しい「音の素」をとりあげます。それはひょんなことからお目にかかれた年代物のオルガンです。

「エスプテック(エスプレシーボ・ピアノ・テクニカル)」で、定期的にピアノの調律の依頼がある、横浜在住のお客様から相談されたのです。
「岡山の友人が古いオルガンを持っているんだけど……」
そのご友人の家は由緒ある旧家らしく、今でも蔵を持っており、そこにオルガンが埋もれていたのです。引き取り手がなければ処分しようと考えていると、横浜のお客様に相談があったそうです。
「たぶん歴史的価値のあるものでしょうから、ぜひ譲り受けた方がいいですよ」とお勧めしたことで、シュベスターピアノの製造工場である「エスピー楽器」にオルガンが運ばれてきました。

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エスピー楽器の岩本社長の話によると、このオルガンは浜松市楽器博物館で展示されている同型のオルガンより古いようです。しかも数台展示されているものには、どれも保証書は存在しないらしく、保証書も貴重品ということです。

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保証書はあまりにも古くて、年月日がはっきり見えませんが、社名が「日本楽器製造」となっていますので明治30年以降(1897)のものです。日本楽器製造は設立時が「山葉風琴製造所」(1889)、次に「山葉楽器製造所」(1891)となり、そのあと日本楽器になっています。
「明治」と「七」の文字があるので、たぶん明治37年製と思われます。

 

エスピー楽器では、どのような形で保存するか決めたのち、修復するとのことです。 これはすごいお宝になりますよ。ちなみに音も出ます。明治のオルガンが奏でる音に、今から興味津々です。修復後の続編レポートもお楽しみに!